スマホで注文から支払いまで全てOK イオンのフードコートに導入
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イオンがフードコートで、食事の注文から支払いまでスマートフォンのアプリで完結できるサービスの導入を検討していると発表されました。 レジを通さずに決済を行う手法は欧米では普及が始まっていますが、国内のフードコートでの導入は初めてとのこと。
近年、外食業界は人手不足に陥っており、ロイヤルホストが電子マネーの支払いに限った試験店舗を運営するなど、業務効率化に向けた取り組みが各所で広がっています。
イオンのレストラン運営子会社イオンイーハート(千葉市)が千葉市の「イオンモール幕張新都心」のフードコート内で試験運用を始め、大阪や香川のモールでも取り組む予定。効果が確認できれば、全国に広げる計画です。
アプリは、ベンチャー企業ボクシーズ(東京)が開発した「プットメニュー」を利用し、フードコート内で顧客がアプリでメニューを選び注文と決済をすれば、調理後にスマホアプリに呼び出しが通知されます。
プレスリリースより
Putmenu は、テーブルや部屋を IoT 化することで、“注文 0 分”“会計 0 分”を実現しています。2017 年 11 月に総務大臣賞を受賞したシステムです。特許取得(日米中韓)のテクノロジーにより、テーブルや部屋を特定して注文できます。
利用者はイオンモール幕張新都心内の移動や買い物中に、「おひつごはん 四六時中」の店舗に限り、アプリで料理の選択と支払いを済ませておくことができます。その後、フードコートに移動すれば、行列に並ぶことなく、席で料理を待つことができます。
料理が完了すると、注文したスマホにお知らせが届きます。呼び出しベルのように音やバイブで知らせてくれます。従来の呼び出しベルを店舗で受け取る必要もありません。
注文の確定は位置情報テクノロジー(Room IoT)により、特定の場所内だけで行えます。そのため、離れた場所で間違えて注文して料理が冷めてしまうトラブルもありません。注文しなければ、支払いは一定時間で自動的にキャンセルされます。
支払いは、オンライン決済に対応しています。そのため、注文のために並ぶ必要も財布を出す必要もありません。支払い方法は、スマホ通話料の支払い(「ソフトバンクまとめて支払い」、「ドコモケータイ払い」、「au かんたん決済」)、LINE Pay、Alipay、Apple Payなどに対応しています。アプリは会員登録が不要ですぐに支払いできます。
商品のメニューは 12 言語(日本語、英語、中国語[簡体/繁体]、韓国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、タイ語、カンボジア語、ベトナム語、ロシア語、スペイン語)にも対応しているため、訪日客の対策にもなります。
飲食店の運営における注文と支払いの業務にかかる労力と時間は大きなものです。近年の人手不足、そして、増加している訪日外国人の対応も大きな課題です。Putmenu は、それらの課題も解決できます。
Putmenu は、Microsoft Innovation Award 2016 ファイナリスト、Microsoft のスタートアップ支援プログラム「BizSpark Plus」に採択、(公財)東京都中小企業振興公社の事業可能性評価委員会の評価事業、2017 年の経済産業省「IoT を活用した新ビジネス創出推進事業」に採用、MCPC award 2017 で「総務大臣賞」を受賞した革新的な IoT 製品です。
Putmenu の紹介ページ
ボクシーズ会社概要
- 名称 ボクシーズ株式会社
- 本社 東京都千代田区九段北 1-3-5
- TEL 03-6268-9991
- 設立 2006 年 5 月 23 日
- 代表取締役 鳥居 暁
- 資本金 30,000 千円
- 業務内容 IoT サービスの総合開発
- URL http://boxyz.com/