レジなしのセルフスキャンシステム「マイピ」 兵庫・姫路の店舗で試験運用を開始 マックスバリュ西日本

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先日お伝えしたニュース(AEON(イオン)、レジなしのセルフスキャンシステム「マイピ」導入へ)の続報です。
お伝えしていた通り、流通大手のイオン(株)とスーパーマーケット事業を展開する同社のグループ会社、マックスバリュ西日本(株)は、買い物客が専用端末で自身で商品のバーコードを読み取り、レジに並ばずに精算できるシステム「マイピ」を初めて導入し、2018 年 1 月 17 日からマックスバリュ宮西店(兵庫県姫路市)で試験運用を始めました。
マイピの具体的な利用方法
- 店舗のサービスカウンターでイオンのクレジットカードを提示。
- 専用端末を借りる。
- 買い物かご付きのカートで売り場を回り、商品のバーコードをかごに入れる際に専用端末でスキャン。
- 端末の画面には、読み取った商品名や税込価格、かごに入れた商品の合計点数・金額が表示される。
- 買い物を終え、端末を専用精算機に読みこませると、精算機の画面に購入した商品の合計金額が提示される。
- 金額を支払って買い物終了。決済方法は、イオンクレジットカードのほか、電子マネーの「WAON(ワオン)」、現金から選べる。
- 専用端末をサービスカウンターに返却する。

イオンカードを提示して専用端末を借りる

カートに専用端末を付けて店内で買い物

利用客は専用端末を使い、自分でバーコードを読み取る
各種割引商品や返品にも対応
割引シールが貼られた商品
通常価格より割引されている商品の場合は、商品に張られた割引シールを端末でスキャンすると、割引が適用されます。
まとめ買い割引商品
まとめ買いで値引きされる商品は、1 品ずつバーコードを読みこめば、精算時に割引が行われます。
返品
商品の返品は、精算前なら専用端末の操作で、精算後なら、サービスカウンターで対応してもらえます。

買い物に必要なあれこれにも対応
2018 年の秋を目処に本格導入、まず 100 店舗での展開を目指す
マイピを使えば、これまで各所で導入が進んできた「セルフレジ」と違い一つ一つの商品をスキャンしたりする手間が省けます。
現時点では導入にコストはかかるものの、将来的にレジの完全な無人化ができれば人件費の軽減などに大きく寄与するでしょう。
マックスバリュでは今後もマイピの導入を進め、まず 100 店舗への導入を目指すようです。
利用者からの意見
利用者からは以下のような意見、感想が寄せられています。
肯定的な意見
- 買い物の時間が短縮された
- 買い物の途中で合計金額をチェックできるのがよい
- マイバスケットに自分の好きなように商品を入れられる
否定的、改善を求める意見
- 画面が小さくて見にくい
- 端末が重い
米中の動きにも注目
レジのない無人コンビニ、シアトルに開店 でもお伝えしましたが、世界各国で無人レジ、さらには無人店舗へ向けた動きが本格化しています。
米国、中国が先導する技術とマーケティング戦略に日本がどう対応していくのか、注目が集まりますね。